晴れのち曇り 時々嵐

介護士のひとりごと

長寿とは食へのこだわり?

こんにちは、らぴです。

 

高齢者の皆さんは餅や団子系が大好きですよね。

私も大好きですが。

皆さんに

「今何が食べたいですか?」とお聞きすると

7~8割の方があん餅と答えます。

特に女性の利用者さんですが。

 

お彼岸の昼食におはぎがでました。

ご飯を禁止されている利用者さんには

いつものようにおかゆが提供されましたが

クレームがつきました。

「何で私におはぎがないの?」

「大好きなのに!」とのこと・・・

おはぎはもち米をつぶしているので、ご飯とおかゆの中間のような状態。

スタッフも悩むような料理ですね。

どうしても食べたいとのことでしたので

提供させていただいたようです。

 

パン食も難しいです。

もさもさしているので、パンは誤嚥しやすい食品です。

利用者さんはパンも大好きです。

いつものように誤嚥しやすい利用者さんにはおかゆが提供されましたが

またまたクレームがつきました。

「食べたい、食べたい。」と泣きそうになって訴えておられました。

スタッフと看護師で話し合い少量提供させていただきました。

見守りは必須ですが、

食べたいものが食べられてとても喜ばれていました。

 

先日おやつに手作り団子が出ました。

あんことみたらしの二色です。

これも大好きなものですよね。

言われる前に提供しようと看護師と結論を出しました。

小さくして食べ終わるまで見守りをさせていただきました。

誤嚥しやすい利用者さんは複数いらっしゃるので

提供するのに時間がかかりましたが

詰まらせることなくおやつタイムが終了しました。

「おいしかったね!」と皆さんとても喜ばれていました。

 

もちろん、どうしても無理だろうと考えられる利用者さんには提供していません。

自分で注意しながら食べることが出来る利用者さんに限定して提供しています。

 

いろいろ提供して思うのですが

どうしても食べたいという気持ちがあると食べられるということです。

そして食べたいと思う気持ちが大切だということ。

食べたいものを食べたことによりその日の満足感が高まると思います。

 

私もですが、おいしいものを食べた後は幸せですものね。

 

利用者さんも同じです。

 

他の利用者さんが食べていて自分だけ食べられないとなると

疎外された気持ちになりとても寂しく感じることでしょう。

 

無理な時もあるとは思うのですが

「あれ食べたい、これ食べたい」の願いを受け入れながら

これからもおいしいものを食べていただき

長生きしていただきたいなぁ と思うのです。